バイトして始めて分かった事実とは?
今回も前回に引き続きブラック風俗店でのバイトのお話をしちゃいましょう。風俗バイトの経験をお話していますが、ファッションヘルスときて、今回の舞台はセクシーキャバクラです。セクキャバやおっパブとも呼ばれるこの業種は「キャバクラ」と名はついていても、キスしたり胸を触らせるなど、実際の仕事内容は風俗の仕事に近いです。そんなリカが、おっパブ店でのバイトに足を踏み入れたのは10年ほど前のことです。当時は、とあるイメクラに在籍し、働いていたのですが、おっパブという業種をアルバイト仲間の風俗嬢から聞いて知って、好奇心がウズウズ。ちょっと面接でもして、良かったらイメクラと掛け持ちでバイトしてみようかな、と思ったんですよね。
高収入アルバイト求人誌の「セクシーキャバクラ」の文字を見て面接の電話をかけたそのお店、面接時の対応はそれほど悪くなかったです。胡散臭い人も出てこなかったし、きちんと敬語で親切丁寧に説明してくれたし。時給4000円というのも、確実にもらえる額で魅力的に感じました。昼間イメクラで働いた後、夜5時間バイトしたら、夜だけで2万円になるんですもの~!昼、夜合わせて、日給で5万、6万も可能だな!! なんて思ったら、やりたくてたまらなくなっちゃったんですよね。しかし、実際にバイトしてみるまで本当のところがわからないのが風俗店。そのおっパブも実は、なかなかにブラックな風俗店だったのです。
面接時の説明では「うちは、触らせるのは胸まで。下はなしです」とのことだったのですが。いざ接客してみると話が違う!ライトなはずのお仕事内容は、実際は結構ハードだったのです。お客さんたち、キスしながら当たり前のように下半身に手を伸ばしてくるんです。イメクラでバイトし、その前にソープやヘルスでも働いている私、今さら下半身ぐらいどうってことありませんが、お店のルールに反した働き方をするわけにはいかないですよね。なので、「下半身はお触り禁止よ」と手を握って止めようとしたら…
なんと「他の女の子はみんな触らせてくれるよ」と平然と言ってくるんです。そして、無理やり下半身を触りだすじゃないですか。すぐマネージャーに相談しました。すると、苦笑いして、とかる~いお返事。簡単に言ってしまうと、そのお店、お客さんが「やったもん勝ち」のお店だったんですね。性感マッサージなどもそうですが、「ライト」な風俗ほど、お店が説明するサービスと実際のサービス内容に差が出る可能性があります。運悪くブラックな店に当たってしまうと、バイト面接時に、お店の人から「うちはサービスが軽いから大丈夫」と言われたからって、安心はできないということですね。
さらにこのおっパブ、バイト求人の広告に載せ、面接でも説明した時給4000円という額も嘘でした。1日が終わり、お給料を受け取ると明らかに少ない。もちろんその場で「お給料、ちょっと少ない気がするんですけど」と聞くと
「時給4000円っていうのは、指名を月20本以上取った子の給料の金額。時給2500円からスタートだよ」とのこと。
時給2500円、普通のバイト代に比べれば結構いいんじゃないか?と思いますが、5時間働いても12500円にしかならないし、そこから雑費などを引かれ、実際手にするバイト代の金額は1万円とちょっと。さんざんキスして、アソコ触られて、この給料はありえません。だったらスナックでバイトしたほうがよっぽどいいという話です。5時間で1万円ちょっとしか稼げないんじゃ、バイトしている意味がないと思いましたね。そんなわけで、私のおっパブ体験は1日で終了してしまいました。ちなみに、ブラック風俗店とわかったら、迷うことはありません。とっとと逃げ出すが勝ちです。これもまた風俗勤めのいいところかもしれませんネ。